疾患と治療について

ステント治療後


抗血小板薬の服用について

ステントを留置されている患者さまには、主治医の先生より抗血小板薬が処方されます。このお薬は、血小板の働きを抑え、血栓の形成をできにくくするお薬です。抗血小板薬には以下のようなものがあります。

  • アスピリン
  • チエノピリジン系の薬(クロピドグレルなど)
  • シロスタゾール

お薬の種類、用量、期間は異なることがありますので、主治医の先生の指示に従って下さい。

お守りいただきたいこと

抗血小板薬などの服用にあたっては、主治医の先生の指示に従ってください。主治医の先生の許可なくこれらのお薬を中止しないでください。


抗血小板薬の考えられる副作用について

以下のような変化に気付いたら、主治医の先生に相談してください。

  • 内出血、皮膚や目の色が黄色くなる(黄疸)、発疹、発熱、頭痛や精神機能の不調など(細い血管に血栓ができたことが原因の場合があります)
  • 免疫系の障害を起こす白血球数の減少(顆粒球症の消失または著しい減少)による、発熱、悪寒、咽頭痛などの感染徴候
  • 止血の困難な出血

抗血小板薬の副作用には、他に以下のようなものがあります。

  • じんましんや発疹、皮膚が冷たく湿った感じになる
  • 血が混じっていたり、黒っぽい嘔吐物や便
  • 聴覚の変化
  • 呼吸が速くなる、または呼吸困難
  • 顔やのどの腫れ
  • 心拍数の上昇
  • 吐き気、嘔吐、胃痛、下痢、ガスが溜まる、胸焼け

生活習慣の改善

ステント治療術によって、PADが完治したわけではありません。再狭窄を防ぎ、PADの進行を抑えるため、次の点を守ることが重要です。

  • 禁煙
  • 糖尿病のコントロール
  • 高血圧のコントロール
  • 高コレステロールのコントロール
  • 食生活の改善
  • 運動量を増やすこと

ステントは柔軟性の高い金属で作られていますが、正座やあぐらのような長時間にわたる膝を曲げる姿勢は避けるようにしてください。

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