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<プレスリリース> サイレントキラー「腹部大動脈瘤」一般生活者の認知度はわずか25%

クック メディカル 調査:自覚症状なしに死に至る病のリスク認知向上が課題

2010年7月21日

米国クック メディカル(本社:インディアナ州ブルーミントン/日本法人:Cook Japan株式会社[以下、クック ジャパン]、所在地: 東京都渋谷区、代表取締役: 矢込和彦)は、全国の30歳以上の一般生活者を対象に「腹部大動脈瘤」の認知度調査(手法:インターネット、有効回答数:2067人)を実施しました。調査の結果、「腹部大動脈瘤」について、その病名を知っている人は全体の44.5%と比較的多かったものの、病気に関する具体的な知識を持っている人はわずか25.0%であることが分かりました。

腹部大動脈瘤は、心臓から全身に血液を運ぶ「大動脈」と呼ばれる血管の腹部領域に発生するもので、大動脈の壁が弱くなって風船のように薄く伸びて膨らみ、進行すると破裂して失血死にも至る病気です。特に高齢者に多く発症します。多くのケースで自覚症状なしに進行する、「サイレントキラー」とも呼ばれるこの病の実態について広く一般の方に認知いただく必要があると考え、このたび調査結果を公表するに至りました。

調査ではまず、「腹部大動脈瘤」はじめ「糖尿病」「高血圧」「認知症」など13種類の病名および症状名を知っているかどうか質問しました。その結果、「知っている」との回答が最も多かったのは「高血圧」(96.4%)、次に「糖尿病」(94.5%)、「乳がん」(92.8%)などが続きました。「腹部大動脈瘤」については44.5%と半数近くの人が病名を知っていることが分かりました。

続いて各病名を「知っている」と回答した人に、「どのような病気か知っているか」を質問したところ、「高血圧」「糖尿病」「乳がん」などは病名だけでなく、どのような病気かも知っているとの回答が多かった一方で、「腹部大動脈瘤」についてはどのような病気かを知っているのはわずか25.0%という結果でした。それを裏づけるように、「腹部大動脈瘤」が持つイメージを聞いた結果、「恐ろしい」34.8%、「特にイメージはない・分からない」34.1%、「死亡のリスクが高い」33.2%が多かった一方で、腹部大動脈瘤の特徴である「自覚症状があまりない」「本人が気づきにくい」についてはそれぞれ11.7%、13.5%の人しかイメージを持っていないことが分かりました。さらに病気の特徴を掘り下げる質問で「男性に多く発症する」、「高血圧を患っている人ほど発症する割合が高い」などに至っては半数以上の人は正解が分からないという結果でした。

また、腹部大動脈瘤は高齢者に多く発症する病気ですが、治療方法に対する質問でほぼ全年代で「手術療法(開腹など)」「血管内治療(カテーテルやステントグラフトを用いる)」を知っている人が約半数に上ったにもかかわらず、70歳以上の高齢者の間では血管内治療に対する認知度が他の年代に比べて低い(男性38.9%、女性34.6%)結果となりました。血管内治療は腹部を切開するかわりに、両脚の股関節付近を小さく切開してステントグラフトを患部まで挿入し、血管内に留置して新しい血管の流路を形成する治療方法です。特に高齢者の患者さんにとって体への負担が少なく、かつ短期間での退院もしくは回復が可能なため、手術をきかっけに寝たきりになるリスクも少なくなると考えられます。

東京医科大学血管外科講師の川口聡医師は調査結果について「腹部大動脈瘤は破裂によって命を奪う可能性のある重篤な病気であるにもかかわらず、今回の調査ではどのような病気なのかをご理解いただいている方が3割未満であり、これは決して多い割合とは言えないでしょう。この病気は御本人の自覚症状なしに進行することが多いため、高血圧などをお持ちのリスクの高い方は、腹部超音波検査やCTなどを含む検診を一度お受けになることをお勧めいたします。また、今回の調査ではステントグラフトを用いた血管内治療についても、特に高齢者方々を中心に認知度が低いことが明らかになっています。高齢化が進む現在の日本では、今後ますます身体への負担が軽い血管内治療の果たす役割が大きくなっていくものと考えられます。」と指摘しています。

本調査では、一般生活者の方々が腹部大動脈瘤について求めている情報についても聞いており、その結果「治療を受けられる病院」(62.7%)、「最新の治療方法の分かりやすい説明」(62.3%)、「症状の詳細」(62.2%)、「病気にかかる原因」(61.4%)、「病状が進行したときの状態、危険度」(54.4%)といった情報が多くの人に求められていることが分かりました。

クック ジャパンでは腹部大動脈瘤の血管内治療用のステントグラフトを医療現場に供給すると同時に、一般生活者へ方々への情報提供も引き続き取り組んで参ります。

「腹部大動脈瘤に関する一般生活者認知度調査データ」 2010年7月

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大動脈は、心臓から体の全身へ血液を運ぶ主要な血管です。老化やその他の原因で大動脈の一部が弱くなり、風船のように薄く伸び脹らむことがあります。この脹らみが動脈瘤です。腹部の周辺に発生したものを腹部大動脈瘤と言います。 初期の段階では大きな危険性はありませんが、後期の段階に進行すると、大動脈の壁が薄くなり、血流の圧力に耐え切れず破裂することがあります。 破裂の危険性があると判断された場合の治療方法には、開腹外科修復術と血管内治療があります。血管内治療は、両脚の股関節付近を小さく切開し、この切開部からグラフトを挿入し、大動脈内に留置し血管の新しい流路を形成する治療法です。 大動脈瘤の血管内治療の適応は、開腹外科修復術におけるハイリスク因子が存在するなどの医学的な諸条件により決められます。

クック メディカル社について

クック メディカル(COOK®)は、1963年に創立され、今では広く使用されている低侵襲治療用医療機器を数多く開発してきました。クックは現在、医療機器や薬剤、また生物製剤などの事業を統合し、患者の安全性の追及と治療成績の向上を目指しており、創業当時より、家族経営の株式非公開医療機器会社として発展しています。
詳しい内容については以下のホームページをご覧ください。( www.cookmedical.com)
また、クックは以下のtwitterのアカウントで情報を配信しております。 (twitter.com/cookmedicalpr)

本件に関するお問い合わせ先:

【報道関係の皆様】
Cook Japan(クック ジャパン)株式会社 マーケティング部
担当:百瀬
TEL: 03-6853-9637/FAX: 03-6688-9900
 
【報道関係以外の皆様】
「連絡先」ページをご参照ください

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